1939年に創設された名古屋帝国大学を母体として誕生し、6人のノーベル賞受賞者を輩出した東海の名門・名古屋大学。
なかでも医学部は1871年に仮病院・仮学校を設置、1881年に愛知医学校を創設して医学従事者を育成してきた長い歴史と実績を誇っています。
医学科では、基礎的・一般的教養の修得と専門科目の学習が合理的・効果的に行えるよう6年一貫の教育体制がとられ、1・2年次は東山キャンパスにおいて全学教育科目を履修すると同時に、1年次は医学入門を学び、2年次に鶴舞キャンパスで解剖学実習など医学専門科目を本格スタート。
3年次には基礎医学研究所で個別指導のもとで研究を行い、4年次からは臨床医学の講義・実習が始まります。
さらに6年次には交換留学制度で欧米の一流大学医学部で学ぶチャンスも。
募集人員 | 107名 |
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試験日程 | 前期: 2月25日(土)、2月26日(日) 後期: 3月12日(水) |
試験科目 | ●前期 【センター試験】 ■5教科7科目 ・国…国 ・地歴…世B、日B、地理B/公民…倫・政経 から1科目選択 ・数…数I・数A、数Ⅱ・数B ・理…物、化、生から2科目選択 ・外…英、独、仏から1科目選択 【2次試験】 ■4教科 ・国…総合、現代文、古典 ・数…数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B ・理…物基・物、化基・化、生基・生から2科目選択 ・外…コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II(独・仏・中の選択可) ・ 面接 ●後期 【センター試験】 ■5教科7科目 ・国…国 ・地歴…世B、日B、地理B/公民…倫・政経 から1科目選択 ・数…数I・数A必須、数Ⅱ・数B、簿、情報から2科目選択 ・理…物、化、生から2科目選択 ・外…英、独、仏、中、韓から1科目選択 【2次試験】 ・学科試験なし ・面接 |
年度 | 募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
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2022年 | 107名 | 344名 | 276名 | 110名 |
2021 | 107名 | 370名 | 293名 | 112名 |
上記の倍率に驚きましたでしょうか。ですが、倍率はさほど重要ではありません。 偏差値70の受験生が多い受験校の倍率2倍と偏差値60の受験生が多い受験校の倍率10倍では、天地の差で難易度が変わります。
ただ、医学部受験には万全の体制で臨む受験生が圧倒的にいることに変わりはありません。難関志望校合格を確実にするためにも、在籍生や卒業生から高い評価を獲得している全国の医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
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2022年 | 前期 | 2550点 | 2200点 | 1885点 | 2000.61点 |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
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2021年 | 前期 | 2550点 | 2288点 | 1967点 | 2068.05点 |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 統 計 | 新 卒 | 既 卒 |
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2021年 | 95.9 %(118名) | 94.1 %(112名) | 60.0 %(2名) |
2020年 | 91.5 %(119名) | 93.3 %(112名) | 70.0 %(7名) |
2019年 | 94.4 %(101名) | 93.4 %(99名) | 33.3 %(2名) |
名古屋大学では学生が学業に専念できるよう、独自の入学料、授業料の免除・減額制度を行っています。
主に経済的理由や、1年以内に家族など学資負担者が病気・事故等で学費の納入が困難になった方で、成績優秀者を対象としたもので、許可が下りた場合は入学金や授業料が最大全額免除になります。
他にも大学院生で成績優秀者を対象とした学術奨励賞や、各種民間奨学金制度など、多彩なプログラムで学生を手厚くサポートしています。
奨学制度名 | 入学料免除・徴収猶予制度 |
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種別 | 入学料免除・徴収猶予 |
金額 | 入学料の全額または半額 |
期間 | 個別案内 |
対象 | 入学前1年以内に、 ①学資負担者(例:父親)が死亡または学資負担者もしくは本人が風水害に被災のため、入学料の納入が著しく困難な方 ②「入学前1年以内に学資負担者が失職」「生活保護世帯」「母(父)子家庭」「学資負担者が長期療養中」「学資負担者が身体障害者」等、複数の事情が認められる方 |
奨学制度名 | 授業料免除制度 |
種別 | 授業料減免 |
金額 | 授業料の全額または半額 |
期間 | 半期 |
対象 | 経済的理由により授業料の納入が困難で、かつ、学業優秀と認められる方 入学前1年以内に、①学資負担者(例:父親)が死亡または②学資負担者もしくは本人が風水害に被災のため、授業料の納入が著しく困難な方 |
3年からは刺激的な体験の連続! 医療の現場で考えさせられることばかりです。
医学部では3年から医学の基礎科目を学びますが、その前の2年前期にある解剖実習で初めて自分が医学生になったのだと実感しました。
また3年生の後期には半年間、医学研究に従事する機会があり、最後に発表会もあるのですが、研究のデザインからプレゼンテーションの仕方まで学ぶことの多い半年でした。
さらに5年生になると、附属病院での臨床実習がスタートします。
実際に患者さんの問診や診察をさせてもらったり、手術室に助手として入ったりするので、自然と多くのことが身につきます。
今までの知識との関連がわかって、感動することもしばしば。
医学的なことだけでなく、患者さんとのコミュニケーションや職場でのルールなど、日々考えさせられる毎日です。
交換留学制度を利用して、海外の医療現場を学べました!
交換留学制度を利用して、3か月間ウイーンの実習を経験しました。
イギリス独自の医療制度であるGP(総合診療)システムに興味があり、通常の病院実習だけでなく、コメディカルの方との同行や、地域診療所での実習・往診など経験をすることができました。
イギリスと比較することで初めて日本の医療システムの長所短所に気づくことができ、患者にとって、医師にとって最善の医療体制は何か、そしてそれは高齢化や医療費増大の中で経済的に可能なのかを考えるようになりました。
留学では新しい知識を吸収するだけでなく、今後考え続けなければならない新たな課題を得ることができました。