暗記科目と違って数学は、基礎力をしっかり身につけなければ得点に結びつかない科目です。
受験勉強をスタートさせたら真っ先に数学から取り組んで、夏までには基礎固めをしっかり行うこと。
ひと通りの学習が終わったら、一度志望校の過去問を解いて出題傾向を探っておくのがおすすめです。
そこから総合力をつける演習問題に取りかかり、受験直前の冬に過去問対策を徹底させましょう。
基礎固めが必須の数学では、春から夏にかけて並列で勉強を進めながらコツコツと力をつけること。
夏までに基礎レベルの勉強をひと通り終わらせたら、志望校の過去問を解いてみましょう。
問題が解けず落ち込むかもしれませんが、自分の弱点も見えてくるし、志望校独特の出題傾向やよく出る分野を頭に入れておくと、受験までに自分が何に力を入れていければいいかも見えてきます。
理系の最高難度学部である医学部に入ろうと思うなら、数学に苦手分野がある人は合格が遠のきます。
基礎学習が終わったら、演習問題でインプットした知識をアウトプットできるトレーニングを積み重ねながら、苦手分野を必ずツブしておくこと。
数学で考えなければならないのが、国公立と私立のどちらを目指すかということです。
というのも国公立は大問にじっくり取り組む傾向が強く、2次試験でも証明問題など記述問題が多いのが特徴です。
一方、私大は問題量が多く、マークシートや答えのみを埋める空所補充式の問題を時間内にどれだけたくさん解けるかが重要になるため、スピード力が求められます。
基礎固めは全てのベースになりますが、その後は志望校に合わせて徹底した強化対策を取ることが大切です。
志望校によって数学対策は大きく異なりますので、過去問をしっかり解いて出題傾向を確認し、よく出る分野を重点的に攻めましょう。