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医学部受験における医学部予備校の違いは?成績アップするには?

医学部受験は一般大学入試に比べてもレベルの違う超難関です。予備校も医学部を目指すための医学部予備校がありますが、一般の予備校との違いを解説します。また医学部予備校を選ぶポイントや、成績がアップしない人などにも言及していきます。

医学部の予備校と一般の予備校の違いはここ!

医学部に合格するためには、高い学力はもちろん面接対策が必要です。医師としての専門的な知識だけでなく、人間性や協調性、コミュニケーション能力も測られます。

そのために医学部予備校では医学部受験に特化したカリキュラムを組み、学力向上だけでなく面接、小論文への対策にも対応しています。

全国の医学部の情報も網羅しており、大学による受験科目や配点、難易度、問題の特徴などを把握しています。

また指導経験豊かな講師やスタッフにより、志望校の相談や願書記入、メンタルケアなどのサポートまで行う医学部予備校もあります。

予備校に通うメリットとは

限られた時間の中で効率良く勉強するためには、多くの合格者を輩出してきたノウハウのある予備校のカリキュラムが有効です。また情報量も多いため一般の予備校では得られない受験対策が可能。

さらに同じ医学部を目指す仲間ばかりなので、やる気やモチベーションの持続にもメリットがあります。自習ブースが完備されている予備校では、周囲も勉強しているので学習習慣も身に付きます。

また悩みがあれば医学部受験の専門家である講師やスタッフに相談でき、メンタル面でもサポートしてくれます。

医学部の予備校の選ぶポイント

医学部の予備校を選ぶには、講師の質をみましょう。医学部入試は特殊なので、入試傾向や戦略を的確に立て効率的な勉強や対策が必要になります。

医学部受験指導の実績や情報に精通した講師が授業を担当しているかどうか、また生徒との相性もポイントです。

カリキュラムの内容、集団指導か個別指導か、また授業のあるなしといった指導スタイルについても、生徒に合うかどうかしっかり見極めることが大切です。

さらには自宅と高校とのアクセスが悪すぎると、通うだけで時間がかかってしまうため、移動のしやすさも確認しましょう。

医学部の予備校こんなところも見ればよかった!

医学部予備校の費用は、一般的な予備校より高い傾向にあります。難関の医学部受験に特化している分、高額なのは仕方がないにしても、年間に数十万〜数百万の違いがあります。

医学部入学後にも大金がかかることを考えると、どのくらいの費用がかかるのかはあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

また自習室が完備されているかどうかも確認しておきたい部分です。チェックポイントは、個別ブースになっているか、土日も解放しているか、講師がいて質問できるか、空調など環境は整っているかなど。

自習室は授業の前後だけでなく、家で勉強が捗らないときにも使用できるとモチベーションのキープに役立ちます。

仲間やライバルたちの勉強している姿を見ることで、やる気にも繋がるため、予備校を選ぶ際には自習室も見学させてもらうと良いでしょう。

医学部受験「有名予備校」通っても成績が上がらない人

医学部受験に限りませんが、同じ授業や講義を受けても成績が良い人、悪い人がいます。医学部受験を考える優秀な生徒であっても、残念ながら有名予備校に通うだけで成績が上がるとは限りません。

予備校の講義は「知識を得る」部分をカバーしてくれますが、成績を上げるためには、自分のできない部分、つまずいている部分を把握し弱点を克服しなければなりません。

予備校に通っても成績が上がらない人には2つのタイプがあります。1つは高学力で授業の内容が簡単すぎること。すでに得ている知識を重ねても成績は伸びません。

2つ目は授業のレベルが高すぎて内容について行けないこと。これでは授業が無駄になってしまいます。

予備校で成績を上げるには、講義の内容が自分のレベルに合っており、かつ講義で得た知識を復習によってしっかり定着させることが大切です。

自分のレベルと予備校のカリキュラム、授業内容が高くも低くもなく合っていることが、成績アップに繋がります。

「医学部受験予備校」は、その在り方を問われている

インターネットの普及により、WEB学習など授業配信や動画学習により予備校に通わなくても講義が受けられるようになりました。

映像授業はいつでもどこでも好きなときに何度でも学習でき、予備校に通学する意味合いも変わってきています。

知識を得る、問題をたくさん解くといった勉強は便利になった一方で、自分の弱点を見つけることを自分だけの力で行うことは困難です。

今後の医学部受験予備校は、質の高い講義や情報の提供というより、生徒の弱点発見や、弱点克服の方法を指導することを求められるのではないでしょうか。

また勉強の習慣を身につけ、継続できる力を養うことも予備校の存在意義となっていきそうです。

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