医学部の受験は独学でも合格を目指せるのでしょうか。独学で受験したいと考えている方のため、おさえておきたいポイントについて解説します。
医学部受験を独学で合格することは、不可能ではありません。ただし、非常に難易度が高いといえます。
相当な努力をしなければなりません。インターネット上などでは独学で医学部に受かった話が聞こえてきますが、実際に周りにはそういった人がいない方の方が多いはずです。
独学で勉強して医学部に合格した割合は、ほんの数%程度と言われています。独学で勉強して医学部合格を目指そうと考えているのであれば、どのように勉強すればその数%に入れるのか考えなければなりません。
独学で医学部受験に挑むことにより、次のようなメリットがあります。
独学で学べば、予備校に通った場合と比較して大幅にコストを抑えられます。そのため、医学部合格を目指したいものの、どうしても予備校に通うお金が工面できないような場合にメリットが大きいといえるでしょう。
もちろん、参考書を購入する必要はありますが、参考書の購入費用や模試の受験料程度しか費用はかかりません。
自分のペースで学びたいと考えている方にとって、予備校はスケジュールに合わせなければならないため不都合と言えます。
また、近くに他の人がいるとそちらが気になってしまい、なかなか集中できない方もいます。1人で勉強するのが合っている方は独学が向いているでしょう。
好きな場所で学べるのも独学ならではのメリットといえるでしょう。独学であれば自宅はもちろんのこと、自分にとって集中しやすい環境で学べます。図書館やカフェなども独学スペースとして多くの学生に活用されている場所です。
独学で医学部に合格するのが難しいのには以下のような理由があります。
予備校では生徒に対して積極的に必要な情報を提示しています。ですが、独学の場合は自分で情報収集をしなければなりません。これがうまくいかず、情報不足になってしまうことがあります。
独学である以上、講師に効率の良い覚え方や、勉強のコツなどを教えてもらえません。十分な受験対策ができず、効率が悪くなってしまうことがあります。
医学部の受験合格を目指すのであれば、日々本気で集中して勉強しなければなりません。独学だと手を抜いても指摘してくれる人がいないので、結果として学習量が少なくなり合格が遠ざかってしまうのです。
確かに独学で学び、医学部受験に合格している方がいるのは事実です。ですが、その割合は非常に少なく、難易度が高いといえます。やはり、効率よく学びたい、できるだけ合格率を上げたいと考えているのであれば、予備校や家庭教師などを活用した方が良いでしょう。
予備校では効率よく受験勉強を進めるためのポイントなどを教えてもらえます。独学では得られないような情報も多いので、活用してみてください。