高知大学医学部は、「人間性豊かな良き医療人づくり・地域医療に密着した学風づくり」を基本理念にカリキュラムを展開しています。
医学科では、講義中心の一方的な教育方法ではなく、スモールグループ学習やチュートリアル教育といった多彩な教育方法を取り入れています。
自己課題設定・自己問題解決による成人型学習を重視し、特にPBLによる問題解決能力の養成をはかると同時に、自学自習の精神の維持・継続にも配慮しています。
高知医療センターと提携することで、豊富な症例に接することが可能。
付属施設には、病院、動物実験施設、実験実習機器センター、付属医学情報センターなどがあります。
募集人員 | 60名※確定次第ホームページに掲載 |
---|---|
試験日程 | 2023年2月25日・26日(医学科/前期(一般枠・地域枠)) |
試験科目 |
【大学入学共通テスト】 |
高知大学医学部の受験方法は、AO入試、一般入試、推薦入試があります。
看護学科に限っては、一般入試の後期日程での受験も可能。
受験内容は、大学入学選抜テストでの得点のほか、2次試験での得点、面接による判断で合否が決定されます。
医学部入試室のHPを随時チェックし、最新の情報を確認しておくことをおすすめします。
年度 | 募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 60名 | 238名 | 195名 | 63名 |
上記の倍率に驚きましたでしょうか。ですが、倍率はさほど重要ではありません。
偏差値70の受験生が多い受験校の倍率2倍と偏差値60の受験生が多い受験校の倍率10倍では、天地の差で難易度が変わります。
ただ、医学部受験には万全の体制で臨む受験生が圧倒的にいることに変わりはありません。難関志望校合格を確実にするためにも、在籍生や卒業生から高い評価を獲得している全国の医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
---|---|---|---|---|---|
2022年 | 前期 | 1900 点 | 1,593.0点 | 1,356.7点 | 1,415.2点 |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 統 計 | 新 卒 | 既 卒 |
---|---|---|---|
2022年 | 87.0% | 93.6% | 35.7% |
2021年 | 90.4% | 94.4% | 40.0% |
高知大学医学部では、全学生を対象にした「日本学生支援機構」の奨学金や、高知大学独自の奨学金制度で、医学部を対象にした「高知大学医学部岡豊奨学会奨学金制度」があります。
日本学生支援機構などの奨学金は貸与のものが多いですが、大学独自の奨学金は給付型。
年間若干名になりますが、経済的理由で学業が厳しくなりそうな方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
奨学制度名 | 医学部岡豊奨学会奨学金 |
---|---|
種別 | 給付型 |
金額 | 月額4万円が上限 |
期間 | 給付開始月から1年間 |
対象 | 医学部の学資困難な学生 ※外国人留学生及び次に該当する学生を除く 授業料免除の申請がない者、日本学生支援機構奨学金の貸与申請がない者、前年度の進級判定の不合格者 など |
高知大学独自の制度として、高知県内の企業などからの寄付を利用した奨学金制度を利用できます。
高知大学修学支援基金奨学金は貸与型ではないので、受け取った後も返還義務はありません。
条件として家計基準が設けられていますが、条件に適合すれば20名以内で利用できます。
奨学制度名 | 高知大学修学支援基金奨学金 |
---|---|
種別 | 給付型奨学金 |
金額 | 年額30万円 |
期間 | 1年間 |
対象 | 修学に対して意欲がある学生であること 「高知大学授業料免除及び徴収猶予選考基準」以下の家計基準 アドバイザー教員の推薦を得ている |
こちらも高知大学独自の奨学金制度です。
高知県の発展のために寄与する学生を育成するための奨学金制度で、高知県の将来を担う人材を育てることを目的としています。
そのため、卒業後に「高知県内で就労する意思がある」ということも条件に含まれています。
この奨学金は入学時は利用できず、医学部医学科の学生が利用できるのは5~6年次生となりますが、将来的に利用できる奨学金制度として覚えておきたいものです。
奨学制度名 | 高知大学地方創生人材育成基金奨学金 |
---|---|
種別 | 給付型 |
金額 | 年額40万円 |
期間 | 最長2年間(医学部医学科は5~6年次に利用可) |
対象 | 卒業後に高知県内での就職の意思があること 4年次生であること 4年次第1学期までのGPAが2.0以上であること |
高知大学が設けている奨学金制度以外でも、日本学生支援機構、地方公共団体、民間奨学金などが利用できます。それぞれ、募集がない年度もありますが、多くの奨学生募集が行われているので、利用できれば大幅に金銭的負担を軽減させられるでしょう。
大学生活は忙しい!だから楽しい!
自分がまさかこんなに多忙になるとは思ってもみませんでした。
実験が始まるととにかくおもしろくて時間を忘れてしまうし、出席率80%ほどなければ単位をもらえない授業もありますし、気づけばずっと大学にいる、ということもざらです。
それにサークルにも入っているので、本当に自分の時間はないかもしれません。
でも、こんな経験、大学生じゃないとできませんからね。
目まぐるしく多忙な生活は、大学生ならではです。
これが社会人になってしまったら「楽しい」とも言えなくなってしまいそうだし…。
とにかく、高知大学医学部は間違いなく多忙ですが、その分楽しい!!それなりの覚悟を持って、でも希望を持って入学してください。
高知大学医学部なら、卒業後の進路も安心
高知大学医学部に入学して良かったことは何点かありますが、最近「良かった」と思ったのは、就職のためのセミナーやガイダンスが豊富なところです。
私が先日参加したのは、合宿形式の面接対策でした。
会社説明バスツアーや、写真撮影会もあります。
こんなにガッチリしたサポート、なかなかないんじゃないでしょうか。
せっかく医学部に入っても就職先が見つからなかったり、医学とは異なった道を歩むことになったりした知人も知っているので、進学するなら就活力をあげてくれるような大学を選ぶべき。
高知大学医学部なら、きっと卒業後も理想の道を進めるはずです。