医学部受験を制するにはスケジュールの立て方にコツがあります。漠然と勉強を積み重ねるのではなく、志望校の入試傾向に合わせて教科科目や単元に強弱をつけ、受験当日に最大限の実力を発揮できるようスケジュールを考えましょう。1日のスケジュールも同時に見直すことが大切です。
ただし、志望校を合わせたスケジュールを立てたとしても、計画通り勉強を進められなければ意味がありません。
徹底したスケジュール管理には、学習以外でのサポート環境が整っていることも重要です。下のボタンから遷移できるページに、おすすめの寮や環境、サポートが充実している予備校を厳選しています。すべては受験合格のために万全の体制で臨むためにも、ぜひ参考にしてみてください。
医学部受験は年々競争率が高まり、わずか1点差が命運を分けるほど熾烈な戦いが毎年のように繰り広げられています。
そんな中で激戦を制し、志望校合格を勝ち取るには、1年という限られた時間の1分たりとも無駄な回り道は許されません。
入試までの時間を有効に使いきるためには、戦略的なスケジューリングが要となります。
医学部受験までのスケジュールを立てるためには、まず自分の今の学力を正確に把握した上で、狙う大学を絞り込むことが第一歩です。
大学によって入試科目や配点バランスが異なりますので、まずは志望校を決めて、その大学に合格するためにはどの科目で何点獲得すればいいのかという学習目標を定めましょう。
今の学力と到達点を見極めれば、おのずと何をすればいいのかを逆算して具体的なスケジュールを立てることが可能になります。
全ての科目をまんべんなく学力アップさせる時間はありません。
得意科目を最大限に伸ばし、苦手科目の弱点をできる限り克服し、得意・不得意に合わせた志望校の入試にフィットした受験対策をする。
1年間で効率的なスケジュールを立てれば、合格をより確実なものにできるはずです
受験勉強というと、4月から本格的にスタートさせる人が多いのですが、受験対策は早ければ早いほど対策を練ることができます。
医学部受験を決意し、志望校が定まってきたら、1日も早くスタートすることをおすすめします。
医学部受験のスケジュールは、1年を大きく3つの時期に分けて考えるといいでしょう。
医学部を目指すとなると早い時期から入試レベルの問題にチャレンジしたくなりますが、その前に徹底的に基本を理解し、どこの大学でも出題される標準問題を確実にモノにする力をつけましょう。苦手意識のある教科はまだ余裕のある夏までに克服してください。国公立を狙う場合は、夏頃から国語と社会に着手しましょう。
徹底的に叩き込んだ知識をすぐにアウトプットする練習として、演習問題に挑戦します。抜けている基本事項が見つかったら、すぐに基本に戻って復習します。一度志望校の過去問を解き、合格点を取るための戦略を立てておくのもオススメ。11月初旬には防衛医科大学の一次試験がありますので、入試本番の体験として受けておきましょう。
本格的に志望校の過去問演習に入ります。国公立の場合はセンター試験対策に1ヶ月ほど費やすことになりますが、その間に数Ⅲや記述問題を解く力が低下するので、センター終了後はすぐに二次対策を始めてください。新しい問題集に手を出すと今までの知識が掻き乱される可能性もありますから、今までのテキストを信じて復習に努めましょう。
受験勉強はただたくさん勉強すればいいというものではありません。全てはいかに効率よく学習し、受験当日に成果を出せるかどうかにかかっています。大事な勝負の日に100%の力が発揮できるよう、年間スケジュールを入念に立てましょう。
受験勉強において、1日のスケジュールをきちんと決めるのはとても大切なこと。
勉強時間を曖昧にしておくと、だらだらと集中できない時間が続き中途半端な学習効果しか得られませんが、毎日きちんと時間を決めておくことで、集中力が高まり短時間でも非常に効率の良い勉強が出来ます。
現役生は少ない自由時間をどのように勉強に割り振るかが勝負のポイント。
それに対して高卒生は時間の縛りがありませんから、自分一人ではだらけてしまうのであれば、予備校の自習室を常に利用したり、敢えて厳しい全寮制を選択するのも良いでしょう。
ここでは、現役生の平日・休日・夏季冬季休みの期間において、勉強時間を割り振ったモデルケースをご紹介します。
前日に覚えたことは寝ている間に定着すると言われていますので、寝覚めの早朝学習で定着度を確認するのがオススメ。夜はだらだらと続けずに一定の睡眠時間をしっかり確保したほうが、翌日以降の学習効率も高まります。
休日は遅寝や寝坊をしてしまいがちですが、一度生活リズムを崩すと自分に甘くなりがちですから、起床・就寝時間は平日と同じにしましょう。勉強は集中力の続く午前中を中心とし、午後は適度に休憩を挟んで体と頭を休めます。
毎日同じ環境で長時間勉強し続けるのはさすがに意欲も萎えてきます。そこで予備校の講座に参加し、同じ目標を持つライバルと切磋琢磨して集中力を高めましょう。自習室や図書館など他人の目がある環境を利用するのも効果的です。