名門大学の医学部情報 Prestige University 自治医科大学
合格目標偏差値68.5

- 学費(6年間)
- 23,063,820円
- 男女比率
- 男67.0:女33.0
- 医師国家試験合格率
- 99%
医師国家試験合格率ナンバーワンの大学
自治医科大学は、1972年に僻地医療と地域医療の充実を目的として設立された大学です。名目上は私立大学となっていますが、実際には現在の総務省が設置した、事実上の公設民営大学となっています。
地域医療の充実を謳っており、医学部の入試に関しては各都道府県の定員枠(2名ないし3名)に基づいて選抜するという方針を採用。入学後は寮に入り、みっちりと医学についての指導を受けることになります。授業の密度は高く、近年では全国公私立の医学部・医科大学の中で医師国家試験の合格率1位を誇っており、受験者の合格率100パーセントを記録した年も複数あるほどです。
教育の特徴として、臨床実習に重点を置いていることが挙げられます。臨床実習のための共用試験(CBT・OSCE)を日本の医学部の中では唯一3年次に行い、4年次から病棟実習を行うというスタンスです。
卒業後は採用枠都道府県の定めに基づき、公立病院を中心に、9年間にわたって地域医療に従事することが求められています。なお、6年間の学費は2,200万円程度となっていますが、在学中は貸与され、卒業後に9年間指定公立病院などに勤務すれば返還が免除されるというシステムです。
2020年度 医学部入試情報
募集人員(医学科) | 123名 |
---|---|
試験日程 | 1月27日、2月6日 |
試験科目 | 1次試験:【外国語】コミュニケーション英語I,II,III・英語表現I,II 【数】数I,II,III,A,B(数列・ベクトル) 【理】物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物から2 【面接】学力試験の及第者のみ実施する 2次試験:【小論文】課題文に対する設問に答える形式とし、医学生として必要な読解力、表現力、社会性および人間性を評価する。 【面接】都道府県単位で、集団面接と個人面接 ※1次試験・2次試験の学力試験・小論文・面接試験および出身学校長から提出された必要書類により総合判断するとともに、本学の建学の主旨を理解し、進んで本学に学ぶ意思が確認できる者を各都道府県から若干名ずつ選抜する。 |
2020年度の医学部受験方法・受験内容
- 提出先
- 提出方法
第1次試験の試験地となる都道府県庁の入試担当課
〈郵送の場合〉 書留速達郵便または簡易書留速達郵便にて提出
〈直接持参の場合〉 出願期間内の土・日曜日、祝日を除く各都道府県庁の開庁時間内に提出
なお、令和2年1月22日(水)は、17:00まで
※複数の都道府県へ出願した場合は、当該年度の受験資格を失うことになりますので、注意してください。
前年度入試データ
出願実績
年度 | 募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 123 名 | 2534 名 | 5446 名 | 123 名 |
2018年 | 123 名 | 2186 名 | 2140 名 | 123 名 |
2017年 | 123 名 | 2071 名 | 2035名 | 123名 |
入学試験情報
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
---|---|---|---|---|---|
2019年 | 前期 | 100 点 | 不明点 | 不明 点 | 不明 点 |
後期 | 不明 点 | 不明 点 | 不明 点 | 不明 点 |
医師国家試験合格率
年度 | 統 計 | 新 卒 | 既 卒 |
---|---|---|---|
2018年 | 99.2 %(127名) | 99.2 %(127名) | なし |
2017年 | 100 %(101名) | 100 %(100名) | 100 %(1名) |
2016年 | 99.1 %(115名) | 99.1 %(114名) | 100 %(1名) |
奨学金制度
自治医科大学医学部の修学資金貸与制度と奨学金制度
自治医科大学医学部では、「修学資金貸与制度」と「奨学資金貸与制度」という二つの制度を設け、学生をバックアップしています。 「修学資金貸与制度」は、「自治医科大学医学部修学資金貸与規程」に基づき、入学者全員に必ず学生納付金相当額及び入学時学業準備費を貸与するというもの。入学手続きの際には「修学資金貸与契約書」を提出し、大学との貸与契約を締結します。この制度によって、入学時に入学金、授業料などを準備する必要がなくなります。 ここで貸与された修学資金は大学を卒業後すぐ、修学生の第1次試験の試験地がある都道府県知事の意見をもとに 指定される公立病院などに医師として勤務し、勤務期間が修学資金の貸与を受けた期間の1.5倍に相当する期間に達した場合は返還が免除されます。6年学んだ際には、勤務期間は9年間となります。なお、その勤務期間のうち2分の1は、知事が指定するへき地の指定公立病院などに勤務する必要があります。 この条件を成就しなかった場合には、貸与金に所定の利率を乗じて得た額を加えて一括返還することになっています。 自治医科大学医学部には、奨学資金貸与制度もあります。奨学資金は生活費の一部を貸与することで、経済面での支援をしていくもの。申請に基づき無条件で月額50,000円を貸与します。さらに家庭の経済状態や学業成績などを勘案して選考し、最高月額150,000円まで無利息で貸与してくれるという制度もあります。なお、奨学金は卒業後9年以内に割賦(毎年6月および12月の半年賦均等償還)にて返還していくことになります。
奨学制度名 |
奨学資金貸与制度 |
---|---|
種別 | 貸与奨学金 |
金額 | 50,000円〜150,000円(月額) |
期間 | 貸与・給付開始の年月から卒業、または修了予定の最短年月までの期間 |
対象 | 申請者 |
先輩からのメッセージ
全寮制の環境で、勉学に打ち込める
自治医科大学医学部は全国の医学部で最も早く解剖学実習が始まります。体力的に大変なところもあるのですが、医者になるという自覚をいち早く持てる大学だと言えます。勉強の量は非常に多く、大学とは思えないほど教授のサポートが手厚くなっています。講義のコマ数も他大学に比べ圧倒的に多くなっています。寮にはラウンジ制度があり、部屋に近い人同士でグループを作って一緒に勉強をすることも可能。全寮制なので、いろいろな面で助け合うことができます。仲間同士の絆も深まり、医者を目指して勉学に集中するには、最適の環境だと言えそうです。大変な面もあるが、良い大学
休みも短く、他大学とカリキュラムが違う上にかなり授業のスピードは速いです。しかしその分実習でかなりの経験を積めるので、しっかりと勉強して医師になりたい方にとっては最高だと思います。施設も充実しているので、学ぶことに困ったことはありませんね。ただ周りに何もないので、車は必須なのがちょっと辛いとこでしょうか。大学基本情報
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所在地
- 〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
- JR宇都宮線「自治医大駅東口」下車、徒歩10分または東口バス停から「自治医大病院」行きバスで5分。
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公式サイト
- https://www.jichi.ac.jp/medicine/index.html
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電話
- 0285-44-2111(代表)