次こそ医学部に合格したいと考えている受験生に向けて、効率の良い勉強方法をまとめました。一浪の方が特に意識したいのは、効率よくスケジュールを組んで勉強していくこと。二浪・三浪は過去の受験を振り返り、勉強方法を見直すことも求められます。
二浪・三浪も珍しくない医学部受験ですが、やはり浪人生活は短期間で終わらせたいもの。全範囲をくまなく網羅し、苦手を克服することを意識して勉強していきましょう。
浪人生活が決まったら、できる限り早く気持ちを切り替え、勉強に取りかかりましょう。予備校の申込みだけで安心してはいけません。3月のうちから苦手部分をつぶすつもりでいること。特に主要科目である英数理は徹底的に行います。
医学部といっても、大学ごとの配点はさまざまです。志望校をいくつかに絞り、その配点をチェックしたうえで勉強時間の配分を決めていきます。また、国語の古文や漢文は得点が伸びやすいので、早いうちから着手するのがおすすめです。
秋になったらセンター試験対策も意識していきたいところ。地歴公民の勉強もこのあたりから始めると良いでしょう。現役時代に一度勉強していれば、徐々に記憶もよみがえってくるはずです。もちろんこの時期も、英数理は手を抜かずに勉強していきます。
11月に入ったらセンター試験対策に集中しましょう。センター用の勉強をすることで、自然と基礎知識を定着させることができます。理系ではおろそかになりがちな国語や地歴公民も、しっかり対策しておくことが大切。ここで点をとっておくことで、ほかの受験生との差をつけられるよう備えましょう。
センター試験が終わったらすぐに出願を行い、二次試験対策に取りかかります。複数の大学を併願する場合は、それぞれの赤本を解いて総復習。別の大学の過去問でも、似た分野から出題されるかもしれません。間違えたところには印をつけておいて、あとで解き直すと定着度が上がります。面接試験対策も忘れてはいけません。
二浪・三浪の受験生は、過去の入試で不合格になったのはなぜかしっかり分析するところから始めましょう。過去と向き合うのはつらいかもしれませんが、次で合格を掴むためには必要なことです。時間をかけても結果が伴わないということは、もともとの勉強方法が間違っているのかもしれません。多いのは予備校に行っただけで満足してしまい、知識が定着していなかったというパターン。ただ話を聞くだけでなく、自分で問題を解けなければ頭にはなかなか入りません。
先生と1対1の指導で自信がつきました
予備校に入って良かったのは、先生からマンツーマンで指導を受けられたことです。もともと英語はフィーリングで解いていたのですが、先生に教わってからは、なぜその答えが導き出されるのか説明できるようになりました。小さなミスを減らせるようになり、先生からアドバイスをいただきながら次第に難しい問題も解けるように。おかげで入試のときには「これだけやったんだから大丈夫」と思えるほど、自分に自信がついていました。
予備校の指導のおかげで成績が伸びました
現役時代はあまり成績が良くなかったので、危機感を持って予備校に入りました。勉強に集中できるような環境で、わからないところはすぐに先生に聞けたのがありがたかったです。気づけば、自分でも驚くほど飛躍的に成績が伸びていました。メリハリをつけたスケジュールを組み、勉強したのが良かったのかもしれません。先生は優しいだけでなく厳しさもありました。合格できたのは、予備校の指導のおかげだと思っています。