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東京医科歯科大 医学部

名門大学の医学部情報:東京医科歯科大 医学部

グローバルに活躍する医療のスペシャリストを養成

東京医科歯科大学医学部は、1928年に歯科専門の高等教育機関として創設され、1944年に医学科が設置されたことがルーツとなっています。

「知と癒しの匠である医師の創造」を目指し、2003年から医学教育改革を本格化し米国ハーバード大学との連携を進め、継続性ある教養教育、早期臨床体験、PBL と講義を組合せたハイブリッド方式、関連領域をまとめた統合講義、半年間のプロジェクト・セメスター、米国・英国・タイ・ガーナ・チリへの留学制度、クリニカル・クラークシップの導入、MD-PhDコース、全面的なブロック型授業など大きく発展しています。

グローバルな医療のスペシャリストを養成することに力を入れており、1~3年次までは英語で医学を学ぶ講義を設置。

海外の大学で学ぶ機会が多く提供されていることが特徴です。

2023年度 医学部入試情報

募集人員 191名(前期144名、後期10名、特別入試37名)
試験日程 【センター試験】
1月14日(土)・15日(日)
【個別】
2月25日(土)、2月26日(日)
試験科目 【センター試験】
●前期
■5教科7科目
・国…国語
・地歴公…世界史B、日本史B、地理B、「倫理・政治・経済」から1選択
・数…「数I・数A(必須)」、「数II・数B」、「簿記・会計」、「情報関係基礎」から1選択
・理…物理、化学、生物から2選択
・外…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1選択
【個別学力試験等】
■3教科
・数…数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)・数III
・理…「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から2
・外…コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III
・その他…面接

前年度入試データ

出願実績

年度 募集定員 志願者数 受験者数 合格者数
2022年 101名 601名 372名 111名
年度 募集定員 志願者数 受験者数 合格者数
2021年 566名 366名 512名 112名
年度 募集定員 志願者数 受験者数 合格者数
2020年 101名 787名 512名 152名
2019年 101名 814名 470名 138名

上記の倍率に驚きましたでしょうか。ですが、倍率はさほど重要ではありません。 偏差値70の受験生が多い受験校の倍率2倍と偏差値60の受験生が多い受験校の倍率10倍では、天地の差で難易度が変わります。

ただ、医学部受験には万全の体制で臨む受験生が圧倒的にいることに変わりはありません。難関志望校合格を確実にするためにも、在籍生や卒業生から高い評価を獲得している全国の医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。

入学試験情報

年度 満点 最高点 最低点 平均点
2022年 前期 540点 非公表 367.40点 非公表
後期
年度 満点 最高点 最低点 平均点
2021年 前期 540点 非公表 368.0点 非公表
後期
年度 満点 最高点 最低点 平均点
2020年 前期 540点 非公表 368.0点 非公表
後期
年度 満点 最高点 最低点 平均点
2019年 前期 540点 非公表 非公表 非公表
後期

医師国家試験合格率

年度 統 計 新 卒 既 卒
2022年 95.3%(102名) 97.1%(99名) 60.0%(3名)
2021年 96.3%(150名) 97.1%(101名) 80.0%(4名)
2019年 95.0%(96名) 94.8%(91名) 100%(5名)

奨学金制度

大学独自の「小橋晶一奨学金」など豊富な選択肢

東京医科歯科大学医学部では、人物、学業ともに優秀、かつ健康であって、経済的理由により修学困難な者に 学資の貸与、または給与をおこなう奨学金制度を設けています。貸与のものについては、貸与終了後に返還しなければなりませんので、返還金額をよく確認のうえお申込みください。
「日本学生支援機構奨学金」のほか、大学独自の「小橋晶一奨学金」「研究者早期育成コース進学学生対象の奨学金」「研究者養成コース新学生対象奨学金」、そして地方公共団体・財団法人等奨学金などがあります。

奨学制度名 小橋晶一奨学金
種別 給付型
金額 月額5万円または3万円
期間 奨学生に採用したときから1か年または2か年・3か年
対象 (1)本学医学部医学科を卒業した者
(2)本学大学院
医歯学総合研究科の基礎医学系又は社会医学系のいずれかの分野の3年次以上に在学し、論文指導を受けている者
(3)人物、学業ともに優秀、かつ、健康であって、経済的援助が必要と認められる者
・前項に掲げる者のほか、MD-PhDコースにより大学院医歯学総合研究科博士課程に入学した者で人物、学業ともに優秀、かつ、健康であって、経済的援助が必要と認められる者は、奨学生となることができる。

日本学生支援機構による奨学金も用意

奨学金といえば日本学生支援機構によるものを想像する方も多いのではないでしょうか。こちらの大学では日本学生支援機構(JASSO)も用意されています。

こちらは貸与型の奨学金となっているので返済の必要があるのですが、経済的理由によって就学が困難になった場合には検討してみてはいかがでしょうか。

気を付けておかなければならないのが、返還が滞った場合には法的手続により返還残額を一括で返済しなければならないということ。利用するときのことだけでなく、返還についてもよく考慮して検討してみましょう。

こちらの奨学金の詳細については学生支援事務室の掲示板(わくわく保育園前)に掲示されるとのことです。詳細を確認し、見落としがないようにしたいですね。

奨学生の募集に関しては予約採用と定期採用、緊急・応急採用といった3種類があります。予約採用については4月上旬に進学届を提出し、5月中旬に結果発表です。定期採用は申請受付が4月の中旬、6月中旬に振り込み予定となっていて、募集は学内の掲示板及びHPで通知されます。

気をつけておかなければならないのが、期日を経過したものは一切受理しないということです。例年は募集が4月中旬頃でしたが、多少前後する可能性もあるので注意しておきましょう。

緊急・応急採用については緊急的に家計支持者の失職、破産、会社の倒産、病気、死亡、又は火災、風水害等による家計急変といった不測の事態が起きてしまった場合に対象となるもので、申請については随時受付を行っています。

奨学制度名 日本学生支援機構奨学金
種別 貸与型奨学金
金額 第一種奨学金(無利子)
・自宅通学者…3万円、4万5千円から選択
・自宅外通学者…3万円、5万1千円から選択
第二種奨学金(有利子)
・3万円、5万円、8万円、10万円、12万円から選択
期間 貸与開始の年月から卒業又は修了予定の最短年月までの期間

地方公共団体・財団法人等奨学金

地方公共団体・財団法人等奨学金といったものの募集も行われています。こちらは返済の必要な貸与型のもの、返済の不要な給付型のものに分かれるので、内容についてよく確認した上で検討してみましょう。

応募時期は4~5月が多くなっています。また、中には随時募集されているものもあるので、そういったものも確認してみてくださいね。

先輩からのメッセージ

人

医科歯科大学だからこそのアットホームな雰囲気

受験を決心しました。

総合大学は人数が多すぎてあまり雰囲気が好きになれませんでしたが、医科と歯科しかない大学なので、こじんまりとした雰囲気でとても学びやすいです。

教養部のうちは他学部との合同なので交流もあるので、それもまた刺激になります。

国府台で過ごす時間は今思えばとても貴重でした。

田舎でしたが、その分のんびり過ごせ、おち着いて学業に臨めました。

人

コ歯科についても学べる環境は他の医学部とは違う!

他の大学の医学部との大きな違いは、歯学科と共同で行う特殊な授業のおかげで、歯科学についても学べることです。

他の医学部と比べると歯やあごの構造にも詳しくなりました。

こんなこと、違う大学だったら学べなかったと思います。

また、4年生に研究体験の期間が半年あるので、研究がどんなものかをしっかり学べます。

ちょっと残念だったのが、サークル活動がほとんどないということですね。

他各部を含めても1学年300人もいない大学なので、部活の数も少ないのです。

ただ、活発な部活動はかなり活発なので、一度見学してみてもいいかもしれません。

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