医学部予備校ナビ「医学部への道しるべ」 » 医学部に合格させる保護者の心得 » 医学部へ入学する生徒の保護者の職業は?

医学部へ入学する生徒の保護者の職業は?

医学部受験にチャレンジする学生は、どのような家庭で育ったのでしょうか。

医者をはじめ、エリートを保護者に持っているというイメージがあるかもしれません。

しかし、親の職業を調べてみると意外にも「医師の子ども」ばかりではないようです。

ここでは医学部へ入学する生徒の保護者の職業にスポットを当て、受験に向けた心構えをご紹介します。

医師を親に持つ医学部生は30%程度

医師は「親もまた医師」というイメージの強い職業です。

代々、医者の家系で「世襲」のように感じられる家庭も少なくありません。

実際、国公立の医大では30%程度、私立医大にいたっては50%程度もの学生の保護者が医師といわれています。

ではなぜ、医師を保護者に持つ学生は同じ職業を選ぶのでしょうか。

それは親がエリート職に就いていることで、憧れを抱きやすいため。

また、難易度が高い医学部受験は塾や予備校に通う必要があり、経済力が求められることも理由として考えられます。

親の職業よりも実力主義の受験状況

私立大医学部では、約半数の学生が医師を保護者に持っているものの、国公立では約3割。

医師の親を持つ学生の割合はそれほど高くありません。

たしかに保護者が医師であれば経済力に問題はなく、受験や進学には非常に有利となります。

しかし医師の家庭でなくても、小さい頃から教育に力を入れていた好成績の子どもが多く存在することも事実。

彼らは自らの意思で受験を突破したといえるでしょう。

以下では、医学部生の親の職業が極端に医師に偏っていると言い切れない理由を説明していきます。

超難問ぞろいの国公立医大・医学部の受験

国公立大学の医学部では、東大レベルの学力が求められます。

2018年受験の場合、センター目標得点率は東京大理三93%、京都大93%がトップに。

続く大阪大は91%、そして東京医科歯科大、東北大、九州大、千葉大がそれぞれ90%となっています。

また偏差値も、75.2の東京大理三を筆頭に軒並み70前後となっており、地方医学部でもハイレベルな戦いを覚悟しなければなりません。

このように、医学部は大学の所在地や知名度に関わらず、非常に高い学力が必要となります。

親の職業よりも、医学部受験に求められる勉強量の水準に達することができるかが重要です。

国公立医学部であれば学費は他学部と変わらない

「医師になるにはお金持ちでなければいけない」といったイメージも根強いもの。

たしかに医師はエリートかつ高収入の職業であり、医学部には医師の家庭の子どもも多く受験するといわれています。

しかし、国公立大学なら学費は入学金28,200円、年間学費535,800円程度となっており、ほかの学部と変わりません。

したがってサラリーマンやシングルマザー家庭でも十分に受験を目指すことはできます。

「医師になりたい」という強い覚悟さえあれば、国公立に合格するほか学費サポートを活用し、経済的な問題をクリアすることも可能です。

実力を見極めて計画的に学力を伸ばすことが最重要

医学部受験で最も大切になるのは、受験生本人が強い意思を持って勉強に打ち込むことです。

「医学部生は医師の子ども」というイメージを抱く方は多いものの、実際に医師を親に持つ国公立医学部生は約3割といわれています。

学費の安い国公立大学の医学部なら、たとえ親の職業が医師ほどエリートかつ高収入でなくても、経済的なハードルは高くありません。

十分進学も目指せるため、まずは予備校などを利用して、国公立医学部の受験に打ち克つだけの高い学力を身につけましょう。

条件別おすすめの
医学部予備校はこちら

条件別
医学部予備校LIST