どの浪人生にも共通しているのは1日が24時間であるということ。勉強時間はしっかり確保しておきたいものですが、十分な睡眠時間もとらなくては健康を害してしまいます。効率的な1日のスケジュールについてまとめました。
時間は有限とは言え、24時間ずっと勉強しているわけにはいきません。勉強時間も睡眠も同様に重要なもの。バランスを見極めてメリハリをつけた1日を過ごしましょう。
浪人生は現役生と違い、好きなだけ勉強時間をとることができます。予備校に通っている場合は講義に合わせたスケジュールになりますが、予備校が休みとなると1日10時間~12時間ほど勉強している浪人生も多いようです。
ただし10時間続けて勉強するのは、精神的にも肉体的にも負担がかかります。食事の時間はしっかり確保しましょう。集中力を保つため、2~3時間ごとに10分~20分程度の休憩時間を挟むのも効果的。ダラダラと休憩しないよう、タイマーを使って時間を区切りましょう。
浪人生だからって寝る間を削って勉強するのはやめましょう。睡眠は記憶を定着や集中力向上にもつながる可能性があるため、しっかりと取るようにしましょう。
深夜まで勉強をしていると夜型の生活になってしまう可能性があり、体内のリズムが崩れていってしまうこともあります。入試は朝から行われるケースがほとんど。夜型のままでは試験中も頭が働かず、不利になります。睡眠も合格に必要なものだと心に留めておきましょう。
浪人生には予備校に通わない自宅浪人と、自宅から予備校に通う浪人生、そして直営寮から予備校に通う浪人生の3種類があります。どれがベストなのか、それぞれの生活環境を見ていきましょう。
自宅浪人の最大のメリットは、家で勉強できるため予備校への移動時間がかからず、リラックスして勉強できる点。音読など、人目が気になるような勉強方法も気兼ねなくできます。
ただし勉強と休息のメリハリがつきづらく、スケジュール管理が苦手な方だとついダラダラしてしまうでしょう。予備校にいれば自然と入ってくる情報も、自宅浪人は自ら情報収集しなければなりません。自己管理が得意な方には利点も多い一方で、自信がないという方は避けたほうが無難です。
通学形式は予備校をペースメーカーにしながら、自宅で家族のサポートを受けられるのがメリット。予備校まで通学時間がかかる場合にも、電車の中で勉強をするなどして時間を有効活用できます。自宅では勉強しづらいという方も、予備校の自習室を使うことで集中して取り組めるでしょう。
デメリットとしては地方に住んでいると通学時間がかかりすぎること、家で勉強する気が起こらなくなることなどがあげられるかもしれません。
自分を追い込みたい人におすすめなのが、寮のある医学部予備校。寮には同じ目標を持った仲間が住んでいるため、良い意味でまわりの目を気にしながらモチベーションを保つことができます。予備校のすぐ近くにある寮なら通学時間が発生せず、電車に乗るなどのストレスもかかりません。寮母さんがいて食事を作ってくれる寮は家事の負担もなく、起きている時間のほとんどを勉強にあてられるでしょう。