医学部のほかにもリハビリテーション学科や看護学科、放射線学科など医療に関する様々な学問を学ぶことができる大学です。
藤田医科大学の特色としてアセンブリ教育に力を入れている点があります。
アセンブリ教育とは「専門職連携教育(IPE)」のことで、医師だけで医療を行うのではなく、多種多様の専門職と連携しながら患者を診ていく方法です。
その方法を実践するために、全学生が学部や学科の垣根もなく教員とワンチームで活動を行っていきます。
そのため様々な機会で他学部・他学科の生徒とコミュニケーションを図ることができるでしょう。
ほかにも藤田式PBLを採用し、少人数グループで問題解決にあたるカリキュラムもあります。
募集人員(医学科) | 120名 |
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試験日程 | 一般入試:前期 令和5年1月19日(木)・後期 令和5年3月2日(木) |
試験科目 | 外国語[コミュニケーション英語Ⅰ][コミュニケーション英語Ⅱ][コミュニケーション英語Ⅲ][英語表現Ⅰ][英語表現Ⅱ]・数学[数学Ⅰ][数学Ⅱ][数学Ⅲ][数学A][数学B(数列、ベクトル)]・物理、化学、生物の3科目から2科目を選択 |
願書及び資料請求は、下記の1通りで行えます。
インターネットのみの請求方法のようです。入試試験の内容の情報が公式サイトで定期的に更新されますので、こまめに確認するようにしましょう。
年度 | 募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
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2022年度 | 120名 | 3,108名 | 2,982名 | 421名 |
上記の倍率に驚きましたでしょうか。
ですが、倍率はさほど重要ではありません。
偏差値70の受験生が多い受験校の倍率2倍と偏差値60の受験生が多い受験校の倍率10倍では、天地の差で難易度が変わります。
ただ、医学部受験には万全の体制で臨む受験生が圧倒的にいることに変わりはありません。
難関志望校合格を確実にするためにも、在籍生や卒業生から高い評価を獲得している全国の医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。
満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | ||
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2022年度 | 前期 | 600 点 | 512 点 | 366点 | 402.2点 |
後期 | 600点 | 423点 | 323点 | 356.9点 |
満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | ||
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共通テスト利用入試 | 前期 | 700点 | 635.5点 | 528.5点 | 554.8点 |
後期 | 700 点 | 615.0 | 504.5点 | 540.5点 |
年度 | 統 計 | 新 卒 |
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2022年 | 95.7% | 96.5% |
2021年 | 96.4% | 98.1% |
公的機関である日本学生支援機構が設けている奨学金を活用することができます。
奨学金を希望する生徒の中から推薦委員会によって選考され、日本学生支援機構に推薦し、採用の決定が下りるという流れです。
第1種と第2種があり、利息の有無で内容や基準が異なります。
また両方を併用するという方法を取ることも可能です。
奨学制度名 | 日本学生支援機構奨学金 |
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種別 | 貸与奨学金 |
金額 | 第一種:月額2万・3万・4万・5万・5万4千・6万4千(5万・6万4千円は自宅外通学のみ、5万4千は自宅通学のみ) 第二種:月額2万~12万の中から1万刻みで選択可能 |
期間 | 貸与・給付開始の年月から卒業、または修了予定の最短年月までの期間 |
対象 | 第一種:全学年 第二種:全学年 ※4人世帯の場合 |
在学中に不慮の事故など何らかの経済的事情で修学が困難になった生徒が条件であり、成績などが考慮され利用可能か否かを判断されます。授業料全額、または奨学金貸与委員会で認められた額の貸与を受けることが可能です。卒業後には返還の義務を負います。
6か月以上在籍している学生が対象となります。経済的理由により修学が難しいと認められた際、最大で月6万円の貸与を受けることが可能です。
新型コロナウイルス感染症に係る影響により家計が急変した場合、失職や収入減少の場合も含め、例外的に「生計維持者が震災、火災、風水害等に被災した場合」に類するものとして、要件を満たすことが確認されれば例外的に給付奨学金の支援対象となります。
ほかにも医学部独自の奨学金制度も設けられているため、気になる方は必ず問い合わせしてください。
英語は得意な方が良いかも
藤田医科大学は国際的な授業もあり、国際的に活躍の場を拡げられる生徒の育成に力を入れていると思います。
たとえば解剖用語は日本語ではなく英語で習うなどメディカル・イングリッシュも学べます。
そのため1年のときには英語についていくのが必至でした。
またアクティブラーニングも採用し、医学生として自覚を持てる取り組みも。
ほとんどの部活は医学部のみ。
少数ではありますが看護学部などと一緒に行う部活もあります。
先輩との繋がりを持つためにも部活に入部している生徒の方が多く、テスト前は部活休みなど配慮もしてくれます。
医学部なので入学するまでは「お金持ち集団」のイメージがあり、馴染めるか不安でした。
でも実際入学してみると経済的格差は、それほど感じません。
奨学金を借りている生徒も比較的多く、価値観のズレは少ない気がします。
あとアイパットは全員購入する必要があり、授業内容に関する資料のほとんどがデータで持ち運べます。
そのため移動の際は、かなり楽。
同じ生徒同士で授業に参加するので、かなり和気あいあいと仲良くなれます。
切磋琢磨で試験も乗り越えられそうです。
校舎もキレイで先生も優しい
藤田医科大学の魅力は、校舎がとにかくキレイと言う点。
ボロボロの校舎の医学部もありますが、ここは清潔感漂う雰囲気で過ごしやすいです。
また先生も比較的優しい方ばかりだと思います。
4~10人ごとに指導教員がつくので、先生にも相談しやすくて、何かあればいつでも話を聞いてくれます。
それに4年や5年のときには海外に留学することも可能で、海外の医学生や病院と国際交流を図れるので、いろいろ新鮮な話を聞くことも。
入学するまでは医学部以外と接点はないだろうと思っていたのですが、部活や授業などでも他学部の人と接する機会も多く、全く違った視点から話が聞けるので面白いです。
こういう考え方もあるんだと、毎回感心することも。