奈良県立医科大学の前身は、昭和20年4月に設立された「奈良県立医学専門学校」。昭和23年になると、旧制の奈良県立医科大学が開設する運びとなり、昭和27年には新制の大学として「奈良県立医科大学医学部医学科」が設置されました。その後、平成8年に看護短期大学部、平成16年に医学部看護学科が開設。これによって医学部医学科、看護学科を擁する医科大学と生まれ変わり、現在に至ります。
そんな奈良医大の特徴は、少しでも学生生活を楽しく過ごし、有意義なものにするためにクラブやサークル活動に力を入れている点。勉強だけでなくクラブやサークル活動などの幅広い活動を通して人間性を養い、培えるような大学生活が遅れるはずです。もちろん医学部ならではの厳しさもありますが、勉学では学べない要素をクラブ活動から学ぶこともできるでしょう。野球部やサッカー部などの体育会系ばかりではなく、軽音楽部やアンサンブル部などの文科系もあり、自分に合った部活に参加することができます。
募集人員(医学科) | 95名 |
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試験日程 | 一般選抜(前期)令和5年2月25日~2月26日 一般選抜(後期)令和5年3月12日~3月13日 |
試験科目 | 5教科7科目 国語、数学IA必須、数IIB・簿記・情報から1科目選択計2科目、物・化・生から2科目選択、外国語英・独・仏・中・韓から1科目選択(リスニング課す)、 1地歴公民世B・日B・地理B・現社・倫理・政経・「倫理・政経」から1科目選択 |
備考 | 面接の中で、医師になる適正がないと判断された場合は不合格となります(学科試験の点数を問わない) |
願書及び資料請求は、下記の通りで行われる予定です。
年度 | 募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
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2022年 | 75名 | 1,454名 | 318名 | 82名 |
上記の倍率に驚きましたでしょうか。
ですが、倍率はさほど重要ではありません。
偏差値70の受験生が多い受験校の倍率2倍と偏差値60の受験生が多い受験校の倍率10倍では、天地の差で難易度が変わります。
ただ、医学部受験には万全の体制で臨む受験生が圧倒的にいることに変わりはありません。
難関志望校合格を確実にするためにも、在籍生や卒業生から高い評価を獲得している全国の医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。
年度 | 統 計 | 新 卒 | 既 卒 |
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2022年 | 93.5% | 95.5% | 72.7% |
2021年 | 90.1% | 91.9% | 57.1% |
令和2年4月より新しく始まった修学支援制度で、授業料・入学金の免除または減額に加えて給付型奨学金の支給が行われます。
このサポート体制で、経済的な問題を解決し、より安心して大学や専門学校などで学ぶことができるでしょう。
支援を受けることが可能な対象者は、まず世帯収入や資産の要件をクリアしていること、また学ぶ意欲を持った学生であることが条件です。
自身がどのくらいの支援を受けることができるのかは資産などの状況で様々なので、日本学生支援機構の公式サイトでシミュレーションを実施してみてください。
ただ授業に参加しない、成績が著しく悪いなどの場合、支援が打ち切りになり、最悪の場合返還を求められることもあるので注意してください。
また、従来の貸与型奨学金をあわせて利用する場合制限があるので、詳しくは日本学生支援機構に直接お問い合わせください。
奨学制度名 | 日本学生支援機構奨学金 |
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種別 | 第1種(無利息)・第2種(利息付) |
金額 | 第一種:自宅通学者であれば30,000円または45,000円。自宅外通学者であれば30,000円または51,000円です。 第二種:3,5,8,10,12万円の中から選択可能です。在学中は無利息で、返還時に年利3%を上限とし利息がつきます。 |
期間 | 貸与・給付開始の年月から卒業、または修了予定の最短年月までの期間 |
対象 |
学業の成績が優秀な人材で、かつ経済的な原因のために修学が困難な人に対して、選考によって貸与が受けられる制度です。失業や破産、事故、病気、死亡などが原因で急遽、奨学金が必要になった場合にも随時募集を行っています。 |
リサーチクラークシップで良い刺激がもらえた
奈良県立医科大学は2年次にあるリサーチクラークシップが特徴的だと思います。
学内外のいろんな研究室に配属されるため、普段の環境と異なるところで過ごすことができます。
学外に出れば、いい刺激になり、気持ちも新たになる気がする。
また1年のときから手技を練習する時間があるのも良い。
臨床前であるにもかかわらず、採血などの練習を行い、今後のモチベーションに繋がると思います。
また比較的部活が盛んな大学な気が…。
入っていない人は稀で、部活に参加していないと人間関係を広げることが難しいかな。
厳しい部活ばかりじゃないので、どれかには属しておいた方が良い。
知っている先輩や後輩など人脈も広がり、色々情報を教えてもらえるなどメリットも多いと思う。
アットホームな雰囲気の大学
奈良なので、どうしても田舎で何もないイメージを持っていましたが、電車に乗れば30分程度で大阪に着きます。
飲み屋や遊ぶ場所も思ったよりあったので、勉強ばかりじゃなく息抜きもできて良かったです。
1年生の頃に一般教養を学び、2年になると基礎医学を教えてもらいます。
また2年生からは解剖実習も開始するので、早くから医学に関係する内容を沢山学べるカリキュラムがあると思います。
それに研究室配属などもあって面白いです。
またサークルは少なくて、部活動が盛んに行われています。
自分たちのすきなスポーツを楽しんでいる子も多く、和気あいあいとしているイメージです。
奈良県立医科大学自体が単科医大だからなのか、他の総合的な大学と比較すると規模も小さい気がします。
その分アットホームな感じがあり、学年という枠を超えて大学みんなで仲がいいです。