慶応義塾大学医学部は1873(明治6)年創設の「慶應義塾医学所」を経て1920(大正9)年に私学の大学医学部として誕生しました。
創立者である福澤諭吉の「実学の精神」、「独立自尊」、「半学半教」の精神に加えて、北里柴三郎初代医学部長が医学部創立に際し述べた「基礎・臨床一体型医学・医療の実現」を理念としています。
医学部では、自主学習プログラム等を通じたphysiciAn scientistの育成、先端医療の教育・研究にも積極的に取り組み、平成22年度からはMD・PhDコースが開設。
学部・大学院が一体となった幹細胞医学、腫瘍医学の人材育成をスタートしました。
募集人員 | 66名 |
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試験日程 | 第1次試験2023年2月19日(日)、第2次試験2023年3月2日(木) |
試験科目 | 第1次試験「理科」物理(物理基礎・物理)、化学(化学基礎・化学)、生物(生物基礎・生物)のうち2科目選択「数学」数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B数学Aからは「場合の数と確率」・「整数の性質」・「図形の性質」を出題範囲とする。数学Bからは「数列」・「べクトル」を出題範囲とする。「外国語」コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ第2次試験小論文・面接 |
入試の概要については、特に大きな変更点はありません。
詳細や変更点については、公式ホームページで告知がある可能性があるため、定期的に確認することをおすすめします。
また、受験会場はまだ確定していないため、こちらも公式ページでの発表を確認するようにしてください。
年度 | 募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
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2022年 | 66 名 | 1388 名 | 1179 名 | 134 名 |
上記の倍率に驚きましたでしょうか。
ですが、倍率はさほど重要ではありません。
偏差値70の受験生が多い受験校の倍率2倍と偏差値60の受験生が多い受験校の倍率10倍では、天地の差で難易度が変わります。
ただ、医学部受験には万全の体制で臨む受験生が圧倒的にいることに変わりはありません。
難関志望校合格を確実にするためにも、在籍生や卒業生から高い評価を獲得している全国の医学部予備校を検討してみてはいかがでしょうか。
非公開です
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
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2019年 | 前期 | 500 点 | — | 303 点 | — |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
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2018年 | 前期 | 500 点 | — | 305 点 | — |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
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2017年 | 前期 | 500 点 | — | 266 点 | — |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 満点 | 最高点 | 最低点 | 平均点 | |
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2016年 | 前期 | 500 点 | — | 282 点 | — |
後期 | — | — | — | — |
年度 | 統 計 | 新 卒 | 既 卒 |
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2022年 | 96.5% | 99.1% | 40.0% |
2021年 | 95.7% | 98.2% | 40.0% |
慶應義塾大学の中でも医学部入学生のみが利用できる奨学金制度で、「合格時保証型奨学金」となっています。
医学部の一般入学試験を受けた生徒の中から、成績上位者約10名に対して付与されるもので、1年次から4年次まで継続的に奨学金を受け取れます。
また、給付型の奨学金となるため返済の義務はなく、学業成績が優秀であれば家計維持者の年収なども関係ありません。
成績が優秀であり続ければ、大学在学中はずっと受け取ることができ、給付金額も大きいため、懸命に勉学に勤しみたいという学生にとっては大変メリットの大きい奨学金制度です。
奨学制度名 | 慶應義塾大学医学部人材育成特別事業奨学金 |
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種別 | 給付型 |
金額 | 年額200万円 MD-PhDコース選択の場合:年額100万円を加算 |
期間 | 1年次~4年次まで継続(学業不振の場合は終了となる可能性あり) MD-PhDコース選択の場合:5年次・6年次も継続可能 |
対象 | 一般入学試験で成績が上位であること |
東京及び、東京に隣接している都道府県以外の高等学校からの入学生に対する奨学金制度で、学業成績と人物が優れているにも関わらず、経済的理由で入学が困難な生徒に給付されます。
2019年度の募集から、一部項目が改定となりました。
貸与型ではないため返済の義務はなく、奨学生候補者数も550名と非常に多く設定されているため、利用しやすい奨学金制度です。
さらに、成績優秀者に対しては2年目以降に倍額の支給を行う、初年度は入学金を加算などの措置もあり、利用できればかなり経済的負担を軽減させられるでしょう。
奨学制度名 | 学問のすゝめ奨学金 |
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種別 | 給付型 |
金額 | 年額90万円 成績優秀者は継続受給が可能 初年度は20万円(入学金相当額)を加算 |
期間 | 最大6年間(継続には毎年の審査を受ける必要あり) |
対象 | 1.東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県以外の高等学校を卒業・卒業見込みであること 2.入学を強く希望し、その年度の一般入学試験に出願予定であること 3.高等学校より調査書の発行が可能であること 4.父母の年収が1,000万円未満、事業所得514万円未満であること 5.高等学校から推薦を受けられること 6.家族が国内に居住しており自宅外から通学すること |
慶應義塾大学奨学金、慶應義塾維持会奨学金、創立150年記念奨学金、指定寄付奨学金、慶應義塾大学特別奨学金など、独自の給付型奨学金制度が豊富に揃っています
研修が辛くて濃密だからこそ、仲間と芽生える絆
眼科学の研修プログラムはかなり辛いです。
でもその分、密度が濃くて学び甲斐がかなりあります。
学ぶことが多いだけでなく、辛い研修をともにしているからこそ仲間意識が芽生えた仲間たちとともに学ぶことで、スキルも向上していますし、精神的に強くなっています。
最近では、早く一人前の医師として医療現場に貢献したいと気が焦るようになってきました。
まだまだですが、これからさらに経験を積み、徐々に目標を達成していきます。
皆さんも、まずは目標を持つこと。
そして仲間を大切にすること。
ライバルであり仲間ですが、全員が医療の将来を支える人たちです。
必ず、支え合わなければいけない時がきます。
その時のためにも、ぜひ在学中に絆を築いていただけたらと思います。
医師として活躍するために、もっと英語を勉強したかった
慶應義塾大学医学部を卒業して、慶應病院で2年、そのあと大学院で2年研修があり、現在は総合病院に勤務しています。
今思うことは、英語をもっとやっておけばよかったということ!症例や疾患などの文献に当たるとすると、ほとんどが映画で翻訳待っているとその分時間がおしてしまうんです。
それと、患者さんにも外国の方が増えていますから、ちょっとしたニュアンスの違いもわかるようにしておくとより活躍できるのではないかと思います。
大学入試はもちろんですが、在学中からしっかり学んで欲しいですね。