choice 医学部合格への道 Road to Success

roadRoad 13 医学部は地方有利?都市とどっちを選ぶべきか解説

医学部は東京や大阪のような大都市だけでなく、地方にも点在しています。合格を確実にするためには、選択肢を地方に広げることも必要になるでしょう。地方と都市では、偏差値や設備の充実度合いに差が出るもの。ここでは医学部の設置されている場所にスポットを当てて、受験には地方と都市どちらが有利なのか、志望校選定のポイントをご紹介します。

偏差値で比べるなら都市部>地方

大学選びの基準になるのが偏差値です。地方と都市の医学部ではどれくらい偏差値に差があるのでしょうか。東京の有名大学における平均偏差値は、以下の通りです。

No 大学
偏差値
1 東京大学(理Ⅲ) 79
2 東京医科歯科大医 74
3 慶應義塾大学 74

 

特に関東は国内トップクラスの難関大学が集中しているため、偏差値60台後半~70台後半の医学部も目立ちます。一方、関西にも目を向けてみましょう。

No 大学
偏差値
1 京都大学 78
2 大阪大学 76
3 大阪医科大学 70
4 関西医科大学 69

 

京都大学の偏差値がとりわけ高いのが特徴です。関西の私大も軒並み70前後の偏差値が揃っています。このように偏差値を見てみても、医学部の難関大学は関東や関西といった都市に集中していることがわかります。

都会のほうが将来の就職先の選択肢が豊富

医学部に進学後、気になるのが将来の就職先です。就職がしやすいかどうかは、選んだ医学部の影響を少なからず受けることになるでしょう。

医学部卒業後は「大学病院に残る」、または「学外の病院に勤務する」かのどちらかを選ぶことになります。もし地方の医学部であっても、出身大学の知名度が強いエリアならば就職活動を有利に進めることが可能です。都市部の大学の場合、大学のブランド力はもちろん、就職先となる病院の選択肢も豊富なため、自分の希望に合わせた就職活動を展開できます。

出身の地方であれば地域推薦枠が狙える

医学部進学を有利に進める制度として「地域推薦枠」があります。医師の数が都市に集中し、地方が不足しているという偏りを解消するため、地方大学が独自に設定している制度です。地元出身者をはじめ、大学によっては他府県出身者でも条件次第で受験できる場合があります。

地域推薦枠の3つの特徴を見てみましょう。

試験難易度が緩やかになる

受験時に待ち受ける二次試験の内容は大学ごとに異なり、トップクラスの医学部となれば難易度も最上級です。このとき地域推薦枠では二次試験が免除され、センター試験や小論文、面接で合否を決定。受験者数が少ないため倍率も比較的低く、合格率がアップします。

学費の優遇がある

地域推薦枠の学生を対象とした、給付型奨学金を受けることができます。これは日本学生支援機構の奨学金などとは違い、一定条件をクリアすれば卒業後の返還が免除される奨学金です。

就職先が限定される

給付型奨学金の返還免除を受けるには、卒業後、医学部のある都道府県内の病院、または大学指定の医療機関で一定期間勤務をすることが条件となります。したがって、経済的な問題で地域推薦枠の給付型奨学金を利用したい場合、一定期間就職先が限定される点に注意しておきましょう。

このほか、他大学との併願を禁止する医学部もありますので気をつけてください。

地方の有力大学であればステータスも十分

卒業大学の知名度は就職先にも影響を及ぼします。たとえば地方であっても旧帝大の医学部を卒業すれば、そのエリアでの知名度は抜群。就職活動はもちろん、その後の勤務先での仕事も有利に進められるでしょう。

一方で地方によっては、都道府県内に医学部が国公立1校のみというところも少なくありません。難易度も低くなる傾向にあるため、都市部からの受験者も珍しくないでしょう。ただし都会の大学病院や大病院に就職するのはハードルが高くなります。

場所だけでなく受験の相性や雰囲気の相性も見極める

医学部選びは地域だけでなく、受験科目や偏差値などさまざまな角度から検討することが大切です。地域だけ、偏差値だけで志望校を決めてしまうと、自分の苦手な出題傾向の大学を受験することになりかねません。都市や地方に限らず、広い視野で医学部を比較していくようにしましょう。

また、受験問題の相性だけでなく大学の特色や環境、立地、雰囲気も確かめておくことをおすすめします。受験を考えている大学があれば、ぜひオープンキャンパスに出かけてみてください。実際に足を運ぶと偏差値や知名度、ホームページから連想するイメージとは違い、リアルな大学の空気を知ることができます。研究設備が整っているか、進学後暮らしやすい生活環境があるか、学生や先生、職員の印象などを肌で感じてみましょう。

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